なかなか聞く耳を持ってもらえないの、2017年の仮想通貨のムードにも似てる…
おじさん達がAIでなぜはしゃいでいるのか、AIをゴリ押ししたがるのか、をおじさんが詳しく解説します。
生成AI使って、初めて創作っぽいことが出来て喜んでる、おやじギャグ連発みたいにウザいおじさんもいるけど、AIフル活用おじさん達が、AIを推す理由はそうじゃない。
自分はそれなりに創作活動やプロとしてのクリエイティブな活動も経て来ているので、今さらAI生成イラストやAIエージェントで作ったありきたりなデモやゲームに興奮したりしない(AI進化のベンチマークや事例の共有として、試したら公開はするけど)。それでも、AIが生成したものには、モデルが進化するたびに毎回「ここまで来たか」と感動する。それを素直に共有したくなる。誰にも刺さらなくても。
そもそも40〜50代のおじさんが、AIを強く推す理由は明確で、人生で5回もの「デジタル革命」が普及していく時期を体験して来ているから。パソコンの普及、インターネットの普及、モバイルの普及、そしてスマホとソーシャルメディアの普及、最後が現在進行形の生成AIの普及。
ビジネス面を意識すれば、00年代の「クラウドとSaaSとグループウェアの普及」も入るけど、ここでは割愛。
おじさん達は、過去4回の革命の前後で社会がどれだけ変わったか、生活や仕事の仕方がどれだけ変わったか、嫌というほど理解している。そして、それらの革命の普及初期の数年間は、どれだけ笑われ、遊びだ無意味だ大袈裟だ危険だとバカにされ、ガラパゴス進化した旧式のやり方や手作業の方が優れていると批判されて来たのかを知っている。さらに、新しい波に乗り遅れて、批判していた手前、意固地になった挙句、苦労してる人たちも多く見てきてる。パソコン嫌い、反インターネット、携帯嫌い、スマホ否定派、LINE嫌い、SNS否定派、反AIなど。
そして、一部の界隈で大騒ぎされても、これらの「本物の革命」になれなかった、「偽物の革命」「誇大妄想」「金儲けのためのバズワード」「過渡期の徒花」「時期尚早なブーム」もたくさん知っている。NFTとかブロックチェーンとかRSSフィードとかマストドンとかClubHouseとかメタバースとかね。
だからこそ、今回の生成AI革命は、とんでもない過去最大級の本物の革命であることに早々に気づいているし、それを皆に教えたくてたまらなくなってる。おじさんは皆、若い人へのアドバイスが大好きだから(ウザ……)。
あと、AIを使いこなしてる層に偉そうなおじさんや経営者が多いのは、AIを使うためのスキルと、プロジェクトチームを指揮して何かを作り上げるスキルが、ほぼ同じだからなんだよね。チームのマネジメント経験がある人、クリエイターへのディレクション経験がある人、そして企業経営の経験がある人ほど、並列で稼働するAIエージェントや、画像素材などを指示通りに生成できるAIの価値に気づける。これらの経験を、若いうちに積んでる人は少ない。
しかも、SNSでは声のデカい少数派の反AIがのさばっていて、その雰囲気に流される日和見層にまで叩かれて炎上するから(それも、似た主張の意見ばかりがタイムラインに集まる、エコーチェンバー効果なんだけどね)、空気に敏感な若者は(激強メンタルを持つ若者以外は)、表立って言わなくなる。おじさんは、空気を読まないから、平気でAIを語るし、ショボい生成物でも恥ずかしげもなくSNSにアップする。なぜなら、「今日のラーメン」の下手な写真を毎日投稿したり、出張時に「空港なう」とテンションのまま投稿してしまうのが、おじさんだからだ。
かくして、AIをゴリ押しするのも、AIの凄さに毎回驚いてるのも、ショボいAI生成物をアップするのも、おじさんばかりになる。
でもね、若者の多くも、さすがにもう気づいてるでしょ? AI革命は、一過性のブームみたいなものじゃないってこと。少なくとも、インターネットの発明と同等か、それ以上の何かだということ。
だから、AIイラストにはうんざりしてても、裏ではChatGPTやGeminiなんかをこっそり使ってる人も多いよね。それでいいと思う。勢いに飲まれて、自分の言った「AIを使うのは倫理的におかしい」みたいな強い言葉に、自分で縛られないようにね。ポリシーなんて、いつでも何度でも変えていいんだから。
以上、おじさんのAI語りでした。