「反政府をこじらせた結果、自国と対立する独裁・権威主義国家に親近感を持つ現象」をピッタリ表す単一の学術用語はありませんが、近い概念として「陣営主義(キャンピズム)」がありますね。
キャンピズムとは、国際政治を「こちら側の陣営」と「あちら側の陣営」に分けて考える傾向です。
たとえば、自国政府やアメリカ、西側諸国への反感が強くなり、「自分が嫌っている勢力と対立している国なら味方だ」と考え、中国やロシアなどの権威主義国家の問題点まで過小評価したり、逆に好意的に解釈したりする場合があります。
もっと日常的な表現なら、「敵の敵は味方」思考や「逆張り」も近いでしょう。
ただし、自国政府を批判すること自体と、外国の権威主義体制を支持することは別問題です。政府批判をしている人が必ずキャンピズムに陥るわけでもありません。
要するに、「反政府だから政府の敵を無条件に正しい側だと思ってしまう」陣営思考が、質問の現象にかなり近い表現です。
反政府をこじらせて独裁権威主義国家に親近感を持ってしまう現象。なんていうの。